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	<title>TheNews &#187; 神保哲生</title>
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	<description>自由報道協会有志で作るニュースサイト</description>
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		<title>タブーはこうして作られる</title>
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		<pubDate>Sun, 25 Mar 2012 04:30:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[メディア問題]]></category>
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		<category><![CDATA[タブー]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第571回（2012年03月24日）  タブーはこうして作られる ゲスト：川端幹人氏（ジャーナリスト・『噂の真相』元副編集長） &#160; どんな国にも触れてはならない話題 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_571_kawabata.jpg" alt="" title="marugeki_571_kawabata" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-11273" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</strong></a><strong><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/571580/002347.php"><span style="color: #ff0000;">第571回（2012年03月24日） </span></a></strong></p>
<p><strong><span style="color: #0000ff; font-size: medium;">タブーはこうして作られる</span><br />
ゲスト：川端幹人氏（ジャーナリスト・『噂の真相』元副編集長）</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>どんな国にも触れてはならない話題はある。これを禁忌と呼んだり、タブーと呼んだりする。</p>
<p>タブーはポリネシア語で聖なるものを意味するtabuに語源があると言われ、本来は触れてはならない聖なるものや、その裏返しの触れてはならない穢れたもののことを指すものだ。</p>
<p>だから、本来タブーにはタブーたる由縁がある。しかし、日本の場合は本来の定義に当てはまるタブーは必ずしも多いわけではない。むしろ、もっと単純な、そしてやや恥ずかしい理由で、多くのタブーが生み出されているようだ。</p>
<p>「タブーに挑戦する」をスローガンに数々のタブーに挑戦してきた雑誌『噂の真相』の副編集長として、文字通り数々のタブーに挑戦し、実際に右翼団体の襲撃も経験した川端幹人氏は、日本のタブーには暴力、権力、経済の3つのパターンがあり、これにメディアが屈した時にタブーが生まれていると言う。</p>
<p>3・11以前は、原発がそんな日本的タブーの典型だった。川端氏は原発は先にあげた3つの類型の中では究極の経済的タブーだったと言う。地域独占を背景に電力会社が持つ絶大な経済力は、メディアもスポンサーも丸ごと飲み込んでいた。しかも、原発には年間1千億円を超える巨大な広告費などの絶大な経済力に加え、国策やエネルギー安全保障や核オプションといった、実態の見えない後ろ盾に支えられていると受け止められている面があり、電力会社側もメディアへの圧力にこれを最大限に利用した。結果として、原発を含む電力会社を批判することは、広告をベースに運営されるメディアにとっては、自殺行為以外の何物でもなかったと川端氏は言う。</p>
<p>実際、東京電力がスポンサーをしていたテレビ番組を見ると、日テレ系「ズームイン！！SUPER」、「情報ライブ ミヤネ屋」、「news every.」「真相報道バンキシャ！」、TBS系「報道特集&amp;ニュース」、「NEWS23クロス」、「みのもんたの朝ズバッ！」、フジ系「めざましテレビ」、テレ朝系「報道ステーション」、など、その手の問題を扱う可能性のある番組に集中していることがわかるが、それもこれも、1974年以降、電気事業連合会（電事連）の中に設けられた原子力広報専門委員会で練られたメディア戦略に基づいたメディア懐柔策だった。</p>
<p>その他、電力会社のメディア操縦は、マスコミ関係者に投網をかけるように豪華接待攻勢をかけていたほか、マスコミ関係者の天下りの斡旋まで手を広げていたと川端氏は言う。</p>
<p>また、電力会社は経済力の延長で、天下りなどを通じて政界、経済産業省、検察、警察との太いパイプも持ち、これもまたメディアに対する睨みを効かせていた。</p>
<p>要するに原発タブーというのは、本来的な意味でのタブーでも何でもなく、単にメディア関係者が電力マネーによって根こそぎ買収され、それでも言うことを聞かないメディアには、訴訟を含めた強面の圧力をも持ってして押さえ込んだ結果に他ならなかったと、川端氏は言う。</p>
<p>最近では経済タブーの筆頭にあげられるものが、ＡＫＢ48に関連した不都合な情報だと言う川端氏は、こうした経済タブーの他にも、ある種の伝統的なタブーに近いと思われているタブーも、その実態はもう少し残念な状態にあるとして、自らを含めたメディアの姿勢を批判する。例えば、皇室や天皇制に関するテーマは多くの場合タブーとして扱われる場合が多い。これは一見、タブーの定義である「触れてはならない聖なるもの」かと思われがちだが、さにあらずと川端氏はこれも一蹴する。日本でメディアが皇室や天皇制を批判することを控える理由は、右翼の街宣攻撃や実際に危害を加えられることを恐れた結果であって、現にメディア上では皇室をタブーとして扱っているメディア関係者の多くが、私的な場や打ち合わせの場では、平然と天皇制を批判したり、皇族を馬鹿にしたような台詞をはいていると、川端氏は指摘する。</p>
<p>実際、歴史的な経緯を見ても、戦後GHQの占領下では右翼の圧力を気にする必要がなかったために、皇室を揶揄したり批判する本や論説が多く登場した。しかし、1961年に雑誌『中央公論』が掲載した小説を理由に同社の社長宅が右翼青年に襲われ、お手伝いの女性が刺殺される「風流夢譚事件」などをきっかけに、皇族や天皇制を批判したり揶揄したりしたメディアに対する右翼の攻撃が日常化したために、皇室ネタはメディア上ではタブーとして扱われるようになったと川端氏は言う。</p>
<p>右翼に襲われて怪我をして以来、自分の筆が鈍っていることを感じ、結果的に噂の真相の継続を断念するに至ったという川端氏と、本来はタブーでも何でもないテーマが、広告圧力や暴力による脅威によって封殺されている日本のタブーの現状を議論した。</p>
<p>＜ゲストプロフィール＞<br />
川端 幹人（かわばた みきと）ジャーナリスト・『噂の真相』元副編集長<br />
1959年和歌山県生まれ。82年中央大学法学部卒。83年雑誌『噂の真相』編集部、85年同誌副編集長、2004年、同誌休刊にともないフリーに。著書に『<a href="http://www.videonews.com/book/571580/2351.php">タブーの正体</a>』、共著に『Rの総括』『事件の真相！』など。</p>
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		<title>年金問題の本質</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/11067</link>
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		<pubDate>Sun, 18 Mar 2012 14:55:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[インサイドレポート]]></category>
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		<category><![CDATA[本質]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第570回（2012年03月17日） 年金問題の本質 ゲスト：鈴木亘氏（学習院大学経済学部教授） 年金が危ない。このままでは早晩破綻することがわかっているのに、誰も手を打とう [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p><a href="http://the-news.jp/archives/11067/marugeki_570_suzuki" rel="attachment wp-att-11082"><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_570_suzuki.jpg" alt="" title="marugeki_570_suzuki" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-11082" /></a></p>
<p><strong><a href="http://www.videonews.com/">マル激トーク・オン・ディマンド<br />
</a></strong></p>
<p>第570回（2012年03月17日）<br />
年金問題の本質<br />
ゲスト：鈴木亘氏（学習院大学経済学部教授）<br />
年金が危ない。このままでは早晩破綻することがわかっているのに、誰も手を打とうとしない。野田政権が消費税増税という政治的なコストを払ってまで意欲を見せる「社会保障と税の一体改革」は年金問題の本質にはまったく切り込んでいない。<br />
年金制度に詳しい学習院大学の鈴木亘教授によれば、本来950兆円ほど積み上がっているはずの年金積立金が、110兆円程度しか残っていない。しかも、年金は保険料を支払う労働人口の減少と受給する高齢者の増加のために、毎年赤字が膨らみ続けている。つまり、今も僅かに残った100兆円あまりの年金積立金を切り崩しながら運営されているため、今後、さらに少子高齢化が進めば、2030年代には積立金が枯渇し、年金が支払えなくなることが確実だと言う。</p>
<p>現行の年金制度は2004年に「100年安心プラン」などという触れ込みで改変され、国庫負担金も3分の１から2分の１に増額された。それが、あと20年と持たずに破綻が確実な状態にあると言うのだ。<br />
しかし、さらに問題なのは、今回野田政権が提案している「社会保障と税の一体改革」は、現行の年金制度が抱える根本的な問題には何ら手をつけていないことだ。消費税を増税をして「社会保障と税の一体改革」なるものが断行されたとしても、はやり年金が2030年代には払えなくなることに変わりはない、と鈴木氏は言う。<br />
年金問題の本質とは何か。鈴木氏は、政府は現行の年金制度を「賦課方式」などという言葉でごまかしているが、もともと賦課方式ではなかった。しかし、1970年代に給付を大盤振る舞いしたために、積立金が切り崩されてしまい、結果的に賦課方式のような形になっているだけだと指摘する。その大盤振る舞いによって生じた800兆の債務を確定させ、それを何らかの形で返済することで、年金を再び本来の積み立て方式に戻すことこそが、年金問題の本質だと言う。<br />
現在の「疑似賦課方式」では、今後、少ない若者が多くの老人を支えなければならなくなる。その若者たちは、「1人の若者が1人の老人を支える」ぼどの重い負担を強いられた上に、自分たちが年金受給年齢に達した時には、自分たちが払ってきた保険料すら回収することすらできなくなる。年金は破綻が必至な上に、重大な世代間格差問題を抱えている。しかし、年金を従来の積み立て方式に戻すことができれば、人口の動態にかかわらず、自分が支払った保険料は老後、必ず受け取ることができるようになるし、少ない若者が多くの老人を支えなければならないなどという、世代間のアンフェアな分配も解消される。<br />
鈴木氏は過去の大盤振る舞いのために消えてしまった総額800兆円からの年金積立金の欠損、つまり債務を埋めるためには、債務を年金会計から分離し、100年単位の時間をかけて税金によって補填していく方法しかないだろうと言う。<br />
しかし、はたして今の政治に800兆の債務を解消して、一旦不作為によって賦課方式に陥ってしまった現在の年金制度を、再度、積み立て方式に戻すなどという大技が期待できるだろうか。800兆の債務を分離し、ぞれを税で返済するという話になれば、当然その大穴を作った厚労省の責任問題も浮上する。また、税方式に移行することになれば、年金の管理が厚労省から財務省に移ってしまうため、厚労省は何が何でもこれに抵抗してくるはずだ。<br />
ということは、このような提案は、年金を管轄している厚労省からは、何があっても出てくるはずがない。経済財政諮問会議のような形で、厚労省外部からこのような年金改革案があがってくる枠組みを作り、さらに厚労省の徹底抗戦に遭いながらそれを断行するためには、想像を絶するほどの政治力が必要になるだろう。しかし、それができなければ800兆の債務はさらに大きく膨らみ続け、積立金が枯渇した段階で年金が払えないという事態を迎えることになる。<br />
鈴木氏と、現在の日本の年金制度が抱える本質的な問題は何かを考えた。<br />
＜ゲスト　プロフィール＞<br />
鈴木 亘（すずき わたる）学習院大学経済学部教授<br />
1970年兵庫県生まれ。94年上智大学経済学部卒業。同年日本銀行入行。98年退職。経済学博士。社団法人日本経済センター研究員、東京学芸大学准教授などを経て09年より現職。著書に『だまされないための年金・医療・介護入門』、『年金は本当にもらえるのか？』など。</p>
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		<title>これからわれわれは3･11とどう向き合うか</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/10920</link>
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		<pubDate>Sun, 11 Mar 2012 22:45:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第569回（2012年03月10日） これからわれわれは3･11とどう向き合うか ゲスト：本多雅人氏（真宗大谷派蓮光寺住職） 3月11日の大震災から1年が過ぎようとしている。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</strong></a></p>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_569_honda.jpg" alt="" title="marugeki_569_honda" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-10923" /></p>
<p>第569回（2012年03月10日）<br />
これからわれわれは3･11とどう向き合うか<br />
ゲスト：本多雅人氏（真宗大谷派蓮光寺住職）<br />
3月11日の大震災から1年が過ぎようとしている。メディア上では震災1周年特集企画が乱立しているが、復興も原発事故の収束も道半ば。このまま、この大きな節目を境に震災が急速に風化していく気配さえ感じられる。誰でも悲惨なできごとを脳裏から消し去りたいとの思いはあるだろうが、これだけの大きな震災と事故を、単なる過去の悲惨なできごとで終わらせていいはずがない。この震災が、これまでのわれわれのあり方の根幹を問う大切な教訓を多く与えていることだけは、まちがいないからだ。<br />
この先われわれは3・11といかに向き合うべきかと考えるヒントを求めて、東京亀有の蓮光寺に本多雅人住職を訪ねた。<br />
真宗大谷派の僧侶として親鸞聖人の教えを説く本多氏は、今回の震災は人知の闇を明らかにしたもので、直接被災したか否かにかかわらず、われわれはこの震災を、人間の無明性（わかったつもりになること）や人知の限界と向き合う機会としなければならないと説く。3・11は近代以降の科学万能主義と経済至上主義の考え方に疑問を投げかけたばかりか、今までそれをよしとしてきた人知のあり方そのものまで深く問われることになった。そして、原発に賛成か反対かを問う以前に、人間そのものが問われ、人間が根本的に抱える無明性の問題にまで深く切り込んでいかないと、この震災が露わにしたわれわれの問題の本質が見えなくなってしまうと考える。</p>
<p>親鸞聖人の教えに「自力作善（じりきさぜん）」がある。これは、自分が何とかできるとか、自分が何かをわかったつもりになってしまうことを指す言葉で、浄土真宗では誤った態度として戒められている。本多氏はわれわれの多くが自力作善に陥り、本当は何もわかっていないのに、すでにわかったこととして、自分の中に固定化した考えを知らず知らずのうちに作り上げていたのではないか。そして、その「わかっていたつもり」が、今の政治、経済、社会の状態を生み、そしてそれがこの震災によって打ち砕かれた状態にあるのではないかと指摘する。まずは、大震災と原発事故という大惨事を目の当たりにして、何が正しくて何が間違っているのか、何が救いで何が幸せなのかがよくわらからくなって動揺している自分と向き合わなければならないと言う。　本多氏が言う自分と向き合うとは、どういうことなのだろうか。人間はついついわかったようなつもりになり、自分の外に「正義」や「善」を作り出して、それにしがみついてしまう。しかし、その正義も所詮は自分が、あるいは人間が作ったものに過ぎない。それが本当の善なのか、それが本当の正義なのかどうなのか、本当のところは誰にもわからないはずだ。常に「自分は愚かである」という自覚が必要になる。自分が愚かであることを認めた上で、気がつけば自分を正当化することばかりに熱中している人知の愚かさに対して自覚的になることが大切なのだと本多氏は語る。<br />
これは決して闇雲に人知を捨てろとか、自助努力を一切しなくていいということを意味するものではない。所詮自分は愚かな凡夫に過ぎないのだから、自力や人知だけで突き進むことには自ずと限界があるし、そこには危ない面があるということに、常に自覚的・自省的であれということだ。<br />
本多氏は繰り返す。「とにかくわかったつもりにならないこと。所詮はご縁が決めることだから」と。そのご縁とは、この世には人知を超えた仏智があり、それはすべてをお見通しの上で「如来の智慧の眼」で私たちを見ている。それは原発や遺伝子組み換えのような科学技術についても言えることだし、物事の善悪の判断基準についても同じだ。愚かな凡夫に帰り、人間が設定した善悪を常に問い直すことで、初めて見えてくる、あるいは聞こえてくるものがあり、そこに新しい世界が開けてくると本多氏は言う。<br />
これから3・11と向き合っていく上で、日本人の心に広く根ざした親鸞の教えを説く本多氏に、その見方、考え方のヒントをいただいた。<br />
（藍原寛子さんの福島報告は、今週はお休みいたします。）<br />
＜ゲスト　プロフィール＞<br />
本多 雅人（ほんだ まさと）真宗大谷派蓮光寺住職<br />
1960年東京都生まれ。1983年中央大学文学部卒。83年高校教員。2000年より現職。元親鸞仏教センター研究員。東本願寺同朋会館教導。宗祖親鸞聖人750回御遠忌企画運営委員。著書に『本当に生きるとはどこで成り立つのか』『人間といういのちの相』、共著に『今を生きる親鸞』。</p>
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		<title>東電・政府は何を隠そうとしたのか</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/10736</link>
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		<pubDate>Mon, 05 Mar 2012 09:24:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[原発 関連]]></category>
		<category><![CDATA[最新ニュース]]></category>
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		<category><![CDATA[政府]]></category>
		<category><![CDATA[東電]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第568回（2012年03月03日） 東電・政府は何を隠そうとしたのか ゲスト：日隅一雄氏（弁護士・NPJ編集長） 火事で火が燃えさかる最中、とりあえず出火の原因究明や責任の [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞<br />
<img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_568_hizumi.jpg" alt="" title="marugeki_568_hizumi" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-10742" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</strong></a></p>
<p>第568回（2012年03月03日）<br />
東電・政府は何を隠そうとしたのか<br />
ゲスト：<a href="http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005"target="_self"rel="external"title="" >日隅一雄</a>氏（弁護士・NPJ編集長）<br />
火事で火が燃えさかる最中、とりあえず出火の原因究明や責任の追及は後回しにして、まず優先されるべきことは人命救助と消火になることはやむを得ない。しかし、起きた事故のスケールがあまりにも大きい場合、その収束に時間がかかるため、いつまでたっても原因究明や責任追及がなされないまま、事故そのものが風化してしまったり、世の中の関心がよそに向いてしまったりするリスクがある。<br />
福島第一原発の事故も、そんな様相を呈し始めている。昨年の3・11からの1年間は、日本にとってはもっぱら起きてしまったことへの対応に追われる1年だった。しかし、大地震と津波で福島第一原発が全ての電源を喪失し冷却機能を失った時、政府および東京電力がその事態にどのように対応し、その時政府や東電内部で何が起きていたのかが十分に検証されたとは、とても言いがたい。<br />
今週、民間の事故調査委員会の報告書が発表になった。主要な政府の関係者は事故調のヒヤリングに応じたため、報告書は事故直後の政府内部の動きやその問題点は詳細に指摘している。しかし、肝心の東電が協力を拒否したため、事故直後に東電内部で何が起きていたかについて、報告書ではほとんど何も触れられていない。<br />
そこについては今後の政府並びに国会の調査委員会の報告に期待するしかないが、今回の民間事故調の報告書が触れていない問題がもう一つある。それは、東電や政府が事故への対応に追われる中、彼らが一体何を国民に伝えてきたかの検証だ。主権者たる国民に真実が伝えられないだけでも十分に大きな問題だが、今回の事故では、それが避難の遅れや不必要な被曝につながる可能性があり、直接命に関わる問題となっている。そこでは、果たしてわれわれはこの政府や電力会社に自分たちの命を預けても大丈夫なのかが問われることになる。<br />
事故発生直後から東京電力や政府の事故対策本部の記者会見に日参して、政府・東電の嘘を追及してきた弁護士の日隅一雄氏は、政府・東電は事故発生直後から重大な嘘をつき、結果的に多くの国民を騙したばかりか、大勢の国民を不必要な被曝のリスクに晒したと批判する。<br />
それは、例えば政府・東電内部では事故発生の翌日にはメルトダウン（炉心溶融）の可能性が高いことがわかっていながら、記者会見でそれを認めた審議官を繰り返し交代させてまで、国民に対して炉心の溶融は起きていないと言い続けたところに代表される。あれは、あからさまな嘘だった。<br />
政府も東電も3月12日の段階で炉心溶融の可能性が高いことがわかっていた。原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官は、12日の会見で炉心溶融の可能性が高いことを認めていた。しかし、政府はこの直後、中村審議官を記者会見の担当から降板させ、マスコミの厳しい追及を前にメルトダウンを完全に否定できなかった2人の後任の審議官も次々と交代させた上で、炉心溶融の可能性を明確に否定して見せる芸当を備えた西山英彦審議官を広報担当に据え、そこからはあくまでメルトダウンはしていないとの立場をとり続けた。<br />
結局、政府・東電が炉心溶融を認めたのは5月12日で、事故から2ヶ月も経っていた。しかも、懲りない政府・東電は、「炉心溶融」を「燃料の損傷」とまで言い換えて、事故の実態をできるだけ小さく見せるような工作をしている。実際は燃料が溶けているばかりか、それが圧力容器から外に漏れ出す「メルトスルー」が起きていることがわかっていながら、それを「損傷」と言ってのけたのだ。<br />
もし3月12日の時点で核燃料が外部に溶け出していることがわかっていれば、政府は直ちにより大規模な避難を実施しなければならなかった。溶融した核燃料が、原子炉内の圧力容器や格納容器を突き破り、大規模な水素爆発や水蒸気爆発が起きる可能性が高まっていたからだ。結果的に、事故発生直後はメルトダウンが起きていないことを前提とした避難措置しか取られなかったし、幸いにして、いや偶然、大規模な水蒸気爆発は起きなかったために、この嘘による被害は最小限に抑えられたかに見える。しかし、この嘘によって、どれだけの人が不要な被曝を受けたかは、当時はガイガーカウンターも普及していなかったため、はっきりとはわからない。いずれにしても多くの住民が間一髪の危機的な状況に晒されていたことだけは、今となっては間違いない。今回われわれはとてもラッキーだったようなのだ。<br />
日隅氏は、政府・東電が嘘をついてまでこうした情報を隠そうとした理由として、それを認めなければならなくなると何十万人にも及ぶ大規模な避難が必要になるが、原発安全神話を前提とした避難態勢しか準備されていない日本では、政府はそれだけの避難を実際に行うことができない。そのため、それこそ政府が責任を問われる事態となる。そうなることがわかっている以上、情報を隠すことで、情報隠しの責を負う方が得策だと考えたのではないかとの見方を示す。特に情報隠しの場合は、隠されたという事実がばれにくいという、例の「鍵のかかった箱の中の鍵」問題があるため、「必要な避難をさせなかった」ことに比べると、逃げ道が多いのだ。<br />
同じく放射性物質の拡散状況をモニターするSPEEDI(スピーディ＝緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム）の情報が公開されなかったことについても、政府はあからさまな嘘をついている。最終的にSPEEDIのデータが公開されたのは4月26日だったが、まず事故後5日目の3月15日の段階で、スピーディが故障していたという嘘のリークを読売新聞に書かせている。今となってはこれはSPEEDI情報を非公開としたことが意図的なものだったことを示す重要な証拠となっているが、その時は政府部内の何者かが、後でSPEEDIを公開しなかったことの責任を問われることを恐れて、嘘の情報をリークしたものと見られる。実際はSPEEDIのデータが事故直後から外務省を通じてアメリカ政府には送信されていたことが明らかになっているし、政府の担当部内では事故直後からSPEEDIのデータは共有されていたのだ。<br />
放射性物質の拡散状況をモニターし予想するSPEEDIのデータが、事故直後に公表されてれば、避難を強いられた原発周辺の住人たちが、わざわざ放射性物質が多く飛散している方向へ向かって避難をするようなことは避けられたはずだ。また、放射性物質が向かってきている地域では、あらかじめ避難をしたり、屋外での活動を控えたりするなどの対応が可能だった。一番肝心な時にSPEEDIは何の役にも立たなかった。そして、それはSPEEDI自体が悪かったのではなく、それを扱う政府部内のまったくもって官僚的な問題だった。<br />
4月25日に、政府・東電の原発事故対策統合本部の事務局長を務める細野豪志首相補佐官（当時）が、それまでSPEEDIのデータが公表されなかった理由として、「パニックを恐れたもの」との見方を示した上で、謝罪をしている。その後、5月2日には、SPEEDIデータとして、5000部を超える画像データが公表され、それまでどれだけの情報が隠されていたかが明らかになっている。<br />
他にも、実際には2006年頃から東電内部では、大規模な地震や津波が起きた際の危険性が検討されていたにもかかわらず、今回の震災を「想定外」のものとして、対応が遅れたことへの責任逃れをするなど、どうも「消火と人命救助」が優先されるべき事故直後の段階で、政府・東電内部ではすでに責任逃れのための工作が熱心に行われていたとしか思えない状況がある。<br />
なぜ政府や東電は嘘をついてまで情報を隠したのか。なぜ重要な局面になると、政府は決まって情報を隠そうするのか。これは単なる責任逃れなのか、それともそこには何か別の行動原理があるのか。末期がんに冒されながら政府・東電の嘘を追及し続けた弁護士にしてインターネット新聞主宰者の日隅氏と考えた。<br />
（藍原寛子さんの福島報告は、今週はお休みいたします。）</p>
<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第380回（2008年07月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0371371380/000783.php">メディア問題徹底討論<br />
Part1・2 ＮＨＫ裁判とマスゴミ問題<br />
Part3 テレビニュースは本当に終わりませんか </a><br />
ゲスト（Part1・2）：日隅一雄氏（弁護士・ＮＨＫ裁判原告代理人）<br />
ゲスト（Part3）：金平茂紀氏（ＴＢＳアメリカ総局長）</p>
<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第300回（2006年12月22日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0291291300/000701.php">マル激300回記念特別番組 2006年これだけは言わせろ！</a></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/special_fukushima/index.php"><br />
福島第一原発事故</a></p>
<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
日隅 一雄（ひずみ かずお）弁護士・NPJ編集長<br />
1963年広島県生まれ。87年京都大学法学部卒業。同年産経新聞入社。92年退社。96年司法試験合格。98年弁護士登録。NHK女性戦犯法廷番組改編事件や外務省沖縄密約事件の代理人をつとめる。2006年よりインターネット新聞「News for the People in Japan」編集長。著書に『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』、共著に『<a href="http://www.videonews.com/book/561570/2321.php">検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか</a>』など。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>消費増税ではDoomsdayは避けられない</title>
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		<pubDate>Sat, 25 Feb 2012 21:29:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ 今回は縁起でもないがdoomsdayをテーマに選んだ。原発事故の時もそうだったが、日本の将来についても、考え得る最悪の事態を知っておいた方がいいと思うからだ。より正確に言えば、今回はもう少し前向きに「doo [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p>今回は縁起でもないがdoomsdayをテーマに選んだ。原発事故の時もそうだったが、日本の将来についても、考え得る最悪の事態を知っておいた方がいいと思うからだ。より正確に言えば、今回はもう少し前向きに「doomsdayを避けるためにわれわれにはどんな選択肢が残されているか」を考えてみたい。doomsdayとは本来は聖書の黙示録に示されたハルマゲドンのことで、世界の終末を意味するものだが、ここでは日本という国家が破綻する日という意味で使っている。そしてここでいう国家破綻とは、財政破綻のことだ。<br />
相変わらず何一つ進展が見られない政治の閉塞が続いているが、こと消費増税については、野田政権は何が何でもそれだけは断行するつもりのようだ。そもそも野田政権がそこまでして消費増税にこだわる理由として、首相自身は日本の財政状態が待ったなしの状態にあることを繰り返し指摘している。<br />
しかし、経済学者の野口悠紀雄氏は、仮にそうまでして5％の消費増税が断行されたとしても、その効果は2年ほどで消えてしまうと言う。首相が増税の理由としている財政再建は、5％の消費増税ではとても実現できないと言うのだ。<br />
その理由はこうだ。そもそも5％の消費増税によって国庫に12.5兆円の増収があると言われているが、それが大きな間違いだと野口氏は言う。新たに国民が負担することになる5％＝12兆5000億円のうち、1％分の2兆5000万円は地方消費税に回り、更に3割が地方交付税交付金として地方自治体に拠出されることが決まっているという。そのため、5％の増税によって新たに国庫に入る税収は、もともと7兆円足らずしかない。しかも、社会保障費の自然増が毎年少なくとも6000～6500億円はあるため、仮に政府の期待通り2014年に3％、2015年に5％の消費増税が実現できたとしても、2年後の2017年には国債発行額は金額も加速度的な増加パターンも、いずれも現在の状態に戻ってしまうと野口氏は説明し、それを裏付ける具体的な試算も明らかにしている。どう見ても消費税の5％増税では、焼け石に水程度にしかならないというのだ。<br />
野口氏は、もし消費税だけで財政の健全化を実現しようとすると、計算上は最低でも税率を30％にあげる必要があるという。そこで言う財政再建とは、ユーロ加盟国が要求されている財政健全化の水準のことで、具体的には公債依存度が一定程度に保たれ、持続的に増えていかない状況を指す。<br />
無論、5％の増税でも七転八倒している日本で、30％の消費税など政治的に不可能だし、そもそもそこまでの大増税になれば、経済への影響も莫大となるため、税収が税率と比例しなくなってしまう。また、そこまで高い税率になれば、食品や医薬品などの生活必需品に低減税率を適用する必要が出てくるが、インボイスが制度化されていない現行の消費税制度では、それも実現不可能だ。<br />
しかし、そう言って、何もしないとどうなるか。仮に5％の消費増税が実施されたとしても、その他の有効な手立てが取られなければ、日本の財政は2027～28年にはdoomsdayつまり、破綻状態に陥ると野口氏はある試算に基づいた予見を示す。それは2027～28年頃には国債の発行額が500兆円を上回ることが予想され、現在日本の国債を購入している金融機関の購入力がそのあたりで限界を迎えるからだと言う。5％の増税では15年後には日本はdoomsdayが避けられないというのが、野口氏の試算だ。<br />
となると、財政を再建するために残る選択肢は2つしかない。増税以外の何らかの形で増収を図るか、歳出を削減するかだ。野口氏の試算では、税収が毎年2％程度増えるか、歳出を毎年2％程度減らすことができれば、10年後、20年後の公債依存度はほとんど上がらないと言う。経済成長による増収が最も望ましいことは言うまでもないが、それが直ちに期待できない現状では、歳出カットが不可欠になると野口氏は言う。<br />
野口氏が不可欠な対応として提案するのは、社会保障費の削減だ。現行の制度では、様々な理由から高齢者が過分に年金をもらい過ぎていると野口氏は言う。しかも、そのかなりの部分は、厚生省（現厚労省）の計算間違いに原因があったのだという。まずは給付開始年齢を引き上げるなどして、年金に手をつけ、その上で、現在国が行っている社会保障の中で、公的な施策として行われなければならないものと、そうでないものを改めて見直す必要があると野口氏は言う。<br />
野口氏は、そもそも年金や医療や介護は受益者がはっきりしているため、原理的には料金徴収が可能であり、公的に行う必然性が見いだせないものが多い。シビルミニマムとしての最低保障は必要だが、それ以上のものについては、公的な補助を再考する必要があると言う。<br />
ただし、年金については、残念ながらもはや制度が破綻しているため、民営化することは不可能だと言う。しかも、現行の年金制度の積立金は2030年頃には枯渇するため、そこにも多額の公的資金の投入が必要になることは覚悟しておく必要があると警告する。<br />
doomsdayを回避するためには構造改革、とりわけ歳出構造と産業構造の改革が不可欠と説く野口氏に、話を聞いた。<br />
（藍原寛子さんの福島報告は、今週はお休みいたします。）</p>
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		<title>分配社会のすすめ</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/10169</link>
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		<pubDate>Sat, 18 Feb 2012 22:10:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第566回（2012年02月18日）  分配社会のすすめ  ゲスト：波頭亮氏（経営コンサルタント） アメリカのリサーチ会社ピュー・リサーチセンターが2007年に世界47カ国を [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_566_hatoh.jpg" alt="" title="marugeki_566_hatoh" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-10170" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド<br />
</strong></a></p>
<p><strong><a href="http://www.videonews.com/on-demand/561570/002295.php"><span style="color: #ff0000;">第566回（2012年02月18日） </span></a><br />
<span style="color: #0000ff; font-size: medium;">分配社会のすすめ </span><br />
ゲスト：波頭亮氏（経営コンサルタント）</strong></p>
<p>アメリカのリサーチ会社ピュー・リサーチセンターが2007年に世界47カ国を対象に行った世論調査で、「自力で生活できない人を政府が助ける必要はあるか」との問いに対し、日本では38％の人が助ける必要はないと回答したそうだ。これは調査対象となった国の中でもっとも高く、欧州の先進国や中国、韓国などはいずれも10％前後だった。伝統的に政府の介入を嫌うアメリカでさえ、そう答えた人は28％しかいなかったという。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この調査結果を聞いた経営コンサルタントの波頭亮氏は、日本では「人の心か社会の仕組みのどちらかが明らかに正常でない」と考え、経営コンサルタントの目で日本のどこに問題があるかを分析し、独自の処方箋を考案した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それが氏が著書『成熟日本への進路　「成長論」から「分配論」へ』で提案する分配社会のすすめだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>波頭氏の主張は明快だ。少子高齢化が進む日本には、もはや大きな経済成長が期待できる条件が残されていない。にもかかわらず、政府は経済成長を目指した的外れな政策を採り続け、結果的に経済がほとんど成長しなかったばかりか、その間、国民所得は増えず、貯蓄率は下がり、貧困層は拡大し続け、結果的に社会不安ばかりを増大させてしまった。それが「困っている人がいても助ける必要はない」と考える人が世界一多い国になってしまった背景だと波頭氏は言う。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして、これまでの成長を目指した政策に代わって波頭氏が提唱するのが、公正な分配政策だ。波頭氏は、これからは日本はいたずらに成長を追い求めるのではなく、すべての国民がほどほどに豊かさを享受できる成熟国家を目指すべきだと言う。そしてそれは、現在40％とアメリカに次いで世界最低水準にある税と社会保障の国民負担率を、イギリスやドイツ、フランス並みの50％に引き上げるだけで、十分に実現が可能だと言うのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>経済学者ではない、敏腕経営コンサルタントが提唱する重症日本の処方箋とはどのようなものか。ベーシックインカムの導入まで視野に入れた分配論を展開する波頭氏と、今日本がとるべき針路とは何かを考えた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
波頭 亮（はとう りょう）経営コンサルタント・（株）XEED代表<br />
1957年愛媛県生まれ。1980年東京大学経済学部卒。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社主任研究員などを経て1988年独立、経営コンサルティング会社（株）XEEDを設立、代表に就任。著書に『フェッショナル原論』（ちくま新書）、『<a href="http://www.videonews.com/book/561/2302.php">日本への進路－「成長論」から「分配論」へ</a> 』（ちくま新書） など。</p>
<p><a href="http://www.videonews.com/"><strong><br />
</strong></a></p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>リスク社会を生き抜くために</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/10115</link>
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		<pubDate>Fri, 17 Feb 2012 21:45:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[最新ニュース]]></category>
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		<category><![CDATA[震災関連]]></category>
		<category><![CDATA[リスク]]></category>
		<category><![CDATA[社会]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第565回（2012年02月11日） リスク社会を生き抜くために ゲスト：斎藤環氏（爽風会佐々木病院診療部長・精神科医） 昨年3月11日の地震・津波震災と原発事故は、多くの日 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/marugeki_565_saito.jpg" alt="" title="marugeki_565_saito" width="150" height="100" class="alignnone size-full wp-image-10116" /></p>
<p><strong><a href="http://www.videonews.com/">マル激トーク・オン・ディマンド<br />
</a></strong>第565回（2012年02月11日）<br />
リスク社会を生き抜くために</p>
<p>ゲスト：斎藤環氏（爽風会佐々木病院診療部長・精神科医）<br />
昨年3月11日の地震・津波震災と原発事故は、多くの日本人の心に深い傷を残した。それはあまりにもひどい地震・津波被害の惨状やボロボロに壊れた福島第一原子力発電所の映像を目の当たりにした時の衝撃もさることながら、これまであたかも空気のように自分たちの日常を支えていた何かが壊れてしまったことからくる、喪失感や底なしの不安感といったものも含まれるにちがいない。<br />
精神科医の斎藤環氏は、震災の精神的なショックの広がり方として、環状島モデルを紹介する。これは、実際の震災被害にあった中央と、震災から遙か遠く離れた地域では、人々は比較的冷静に状況を見ることができるのに対し、震災の周辺の人々が大きな精神的負担を感じることで、様々な異常行動を取る場合が多いことを指すのだそうだ。そのため、例えば買い占めや略奪のような災害時によく見られる反社会的な行為は、被災地よりもそこから少し離れた周辺で起きる場合が多いという。<br />
斎藤氏は、自身が専門とする引きこもりのような症状も、震災直後の被災地では長い間引きこもっていた人たちが引きこもりから抜けだし、地域と一緒になって救援活動や復旧活動を行うことが多いが、しばらくして復旧が進み、日常が戻ってくると、また引きこもってしまう「災害ユートピア」現象も多く見られたと言う。<br />
一方で、震災後、原発のあり方や放射能に対する対応をめぐって、原発推進・反対陣営の間で激しい誹謗中傷合戦が起きていることについても斎藤氏は、ベックの「非知のパラドクス」を紹介し、明確な答えのない「非知の（わからない）もの」に対して冷静に対処することの難しさを説く。<br />
いずれにしても、この歴史的な大震災が、日本人の心理に大きく影響を及ぼしていることは間違いないだろう。<br />
好む好まざるに関わらず、既にわれわれが「リスク社会」という人類史上特異な社会環境の中で生きていることが明らかな以上、この際そこでのわれわれ自身の立ち居振る舞いをあらためて冷静に見つめ直してみることは、決して無益ではないだろう。精神科医の斎藤環氏と、リスク社会とどう向き合うべきかを考えた。</p>
<p>リスク社会：　ドイツの社会学者ウルリヒ・ベック氏が1986年の著書『Risikogesellschaft -（リスク社会。日本語訳タイトルは『危険社会』）』の中で打ち出した概念。チェルノブイリ原発事故の発生を受け、その無差別的な破壊力が、致命的な環境破壊を増殖させる社会のメカニズムを分析し、現代社会を、富の分配が重要な課題であった産業社会の段階を超えて、危険の分配が重要な課題となる「リスク社会」であると論じた。「近代が発展するにつれ富の社会的生産と平行して危険が社会的に生産されるようになる。貧困社会においては富の分配問題とそれをめぐる争いが存在した。危険社会ではこれに加えて次のような問題とそれをめぐる争いが発生する。つまり科学技術が危険を造り出してしまうという危険の生産の問題、そのような危険に該当するのは何かという危険の定義の問題、そしてこの危険がどのように分配されているかという危険の分配の問題である。」（『危険社会』　p.23）<br />
関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第236回（2005年09月30日）<br />
猿でもわかるオタク入門<br />
ゲスト:斎藤環氏（精神科医）<br />
＜ゲスト　プロフィール＞<br />
斎藤 環（さいとう たまき）爽風会佐々木病院診療部長・精神科医<br />
1961年岩手県生まれ。86年筑波大学医学専門学群卒。90年同大大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。87年爽風会佐々木病院医師を経て、98年より現職。専門は思春期・青年期の精神病理学。著書に『博士の奇妙な成熟ーサブカルチャーと社会精神病理』『ひきこもりから見た未来』『キャラクター精神分析』など。</p>
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	</item>
		<item>
		<title>東大話法に騙されるな</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/9539</link>
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		<pubDate>Sat, 04 Feb 2012 22:32:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[原発関連 ： 動画]]></category>
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		<category><![CDATA[神保哲生]]></category>
		<category><![CDATA[東大]]></category>
		<category><![CDATA[話法]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第564回（2012年02月04日） 東大話法に騙されるな ゲスト：安冨歩氏（東京大学東洋文化研究所教授 動画はこちら 　「東大話法」なるものが話題を呼んでいる。東大話法とは [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第564回（2012年02月04日）<br />
東大話法に騙されるな<br />
ゲスト：安冨歩氏（東京大学東洋文化研究所教授</p>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/1461.jpg" alt="" title="1" width="150" height="100" class="aligncenter size-full wp-image-9540" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/on-demand/561570/002275.php">動画はこちら</a></p>
<p>　「東大話法」なるものが話題を呼んでいる。東大話法とは東京大学の安冨歩教授が、その著書「原発危機と東大話法」の中で紹介している概念で、常に自らを傍観者の立場に置き、自分の論理の欠点は巧みにごまかしつつ、論争相手の弱点を徹底的に攻撃することで、明らかに間違った主張や学説をあたかも正しいものであるかのように装い、さらにその主張を通すことを可能にしてしまう、論争の技法であると同時にそれを支える思考方法のことを指す。</p>
<p>「人体には直ちに影響があるレベルではありません」「原子炉の健全性は保たれています」「爆発することはあり得ない」等々。３・１１の原発事故の直後から、われわれは我が耳を疑いたくなるような発言が政府高官や名だたる有名な学者の口から発せられる様を目の当たりにした。あれは何だったのか。</p>
<p>さらに、人口密度が高い上に地震国であり津波被害とも隣り合わせの日本で、少し考えれば最も適していないことが誰の目にも明白な原子力発電が、なぜこれまで推進されてきたのか。一連の政府高官や学者の言葉や、最も原発に不向きな日本で原発が推進されてきた背後には、いずれもこの東大話法があると安冨氏は言う。今日にいたるまで原子力村が暴走してきた理由、なぜがわれわれの多くが原発の安全神話を受け入れてしまっていた理由、そしてわれわれが原発を止めることができなかった理由を考える上で、東大話法は貴重な視座を与えてくれる。</p>
<p>安冨氏は東大話法の特徴を１）自分の信念ではなく、自分の思考に合わせた思考を採用する、２）自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する、３）都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする、４）都合のいいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す、５）どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自分満々で話す、６）自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人と、力いっぱい批判する、７）その場で自分が立派な人間だと思われることを言う、８）自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する、など20の項目にまとめ、そのような技法を駆使することで、本来はあり得ない主張がまかり通ってきたと言う。そして、その最たるものが、原発だと言うのだ。<br />
実際、このような不誠実かつ傍観者的な論理は原発に限ったものではなく、今日、日本のいたるところで見受けられる。しかし、それが東大ではより高度なレベルで幅広く行われているという理由から、安冨氏は自身が東大教授でありながら、あえてこれを東大話法と名付けたそうだ。</p>
<p>東大話法の最大の問題は、いかなる問題に対しても、あくまで自らを傍観者としての安全な場所に置いた上で、自分という個人が一人の人間としてその問題についてどう思っているのかという根源的な問いから逃げたまま、自分の社会的な立場からのみ物事を考え、そこから発言をしているところにある。そこには人間としての自分は存在しないため、人間としてはあり得ないような論理展開が可能となってしまう。当然、その論理は無責任極まりないものになる。そして、そのような人間としてあり得ないような論理を正当化するためには、その問題点や矛盾点を隠すための高度な隠蔽術が必要になる。そのような理由から、東大話法が編み出され、洗練されていったと安冨氏は言う。</p>
<p>安冨氏は、東大話法の存在を知り、その手の内を理解することで、東大話法に騙されなくなって欲しいと言う。そうすることで、日頃から違和感を感じながらも、まんまと東大話法の罠に嵌り、おかしな論理を受け入れてしまっている様々な問題について、自分本来の考えをあらためて再確認することが可能になるかもしれない。</p>
<p>しかし、それにしてもなぜ東大話法なるものが、ここまで跋扈するようになってしまったのだろうか。現在の日本が多くの問題を抱えていることは言うまでもないが、その多くについてわれわれは、必ずといっていいほど「誰かのせい」にしている。そして、その論理を説明するために、実は自分自身に対してまで東大話法を使って自分を納得させてはいないだろうか。東大話法を知ることで、自分もまた無意識のうちにそのような論理を振り回していることにより自覚的、かつ自省的になることも可能になるはずだ。</p>
<p>東大話法に騙されることなく、「自分の心の声を聞け」と訴える異色の東大教授安冨氏と、東大話法とその背景を議論した。</p>
<div id="profile"><a name="news_link"></a><strong>今週のニュース・コメンタリー</strong></div>
<ul id="newslist">
<li>議事録未作成問題が意味するもの</li>
<li>エネルギー関連有識者会議続報<br />
原子力規制庁が機能するための条件とは</li>
</ul>
<p><strong>プロフィール</strong><br />
安冨 歩やすとみ あゆむ<br />
（東京大学東洋文化研究所教授）</p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>1963年大阪府生まれ。86年京都大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。住友銀行勤務を経て、京都大学人文科学研究所助手、ロンドン大学滞在研究員、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学東洋文化研究所教授。09年より現職。著書に『生きるための経済学』、『<a href="http://www.videonews.com/book/561/2276.php">原発危機と東大話法</a>』など。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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		<item>
		<title>だから消費税の増税はまちがっている</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/9394</link>
		<comments>http://the-news.jp/archives/9394#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 29 Jan 2012 01:48:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[インサイドレポート]]></category>
		<category><![CDATA[最新ニュース]]></category>
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		<category><![CDATA[増税]]></category>
		<category><![CDATA[消費税]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第563回（2012年01月28日） だから消費税の増税はまちがっている ゲスト：高橋洋一氏（政策シンクタンク「政策工房」会長・嘉悦大学教授） 動画はこちら いよいよ消費税増 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<div>マル激トーク・オン・ディマンド 第563回（2012年01月28日）</div>
<div>だから消費税の増税はまちがっている</div>
<div>ゲスト：高橋洋一氏（政策シンクタンク「政策工房」会長・嘉悦大学教授）</div>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/1447.jpg" alt="" title="1" width="150" height="100" class="aligncenter size-full wp-image-9398" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/on-demand/561570/002265.php">動画はこちら</a></p>
<p>いよいよ消費税増税が決まってしまいそうだ。野田佳彦首相は今週始まった通常国会冒頭の施政方針演説で、消費税増税の方針を明確に打ち出した。自民党も元々消費税増税を主張していたことから、「与野党協議」という名の国対裏取引によって消費税増税が実現するのは、永田町を見る限りは時間の問題と受け止められているようだ。</p>
<p>確か、財政事情や少子高齢化による人口構成の変化などで、何らかの増税は避けられないとの説が幅を利かせている。実際マル激でも、これまでそのような主張を多く紹介してきた。しかし、一見、常識的に見えるこの主張に何か問題はないのかを考えるため、消費税増税の必要性を真っ向から否定している元財務官僚の高橋洋一氏に、なぜ氏が消費税増税が間違っていると主張しているかについて、じっくり話を聞いてみることにした。<br />
高橋氏が消費税増税に反対する理由は明快だ。</p>
<p>まず、増税の前にやるべきことが山ほどあるはずなのに、それがまったくできていないこと。社会保険料も10兆円単位で取り損ないがあることがわかっているのに、それも手当をしていないし、ほとんどの法人がまったく税金を払っていない現状もそのままだ。民主党の公約だったはずの納税者番号制度や歳入庁を設立し、消費税インボイスなども導入して、まずは公正・公平な税と社会保険料徴収の仕組みを作ることが先決だと高橋氏は言う。それが改善されるだけで毎年20兆円前後の歳入増となり、消費税増税による増収以上の効果がもたらされる。それに、そもそもそれをやらずに、投網をかけるように全国民に広く徴税をする消費税を上げるのは、不公平この上もない。</p>
<p>また、同じく増税の前にやるべきこととして、政府の資産売却や天下り特殊法人の整理も手つかずのままだ。そこに毎年血税が注入されるでたらめな歳出構造を放置したまま増税などを行っても、穴の空いたバケツに水を入れるようなものだし、当然、国民の不満は募る一方だ。</p>
<p>それにも増して優先されるべきこととして、高橋氏は金融政策によって名目成長率をあげるマクロ政策の実施が必須だと言う。名目成長率をあげれば財政収支が改善することは、過去のデータが明確に示している。日本と並びインフレ目標の設定を拒否してきたアメリカが今週2％のインフレターゲットを設定したことを見てもわかるように、金融政策による名目目成長率の引き上げは、「ボーリングのヘッドピン」（高橋氏）の位置づけ。これをやればすべての問題が解決するわけではないが、これを外すとストライクは不可能になるという意味で、日本はまだやるべきことを全然できていないと高橋氏は言う。</p>
<p>しかし、それにしても、もしそこまで明確な解があるならば、なぜ政府や日銀はそれを実行しないのだろうか。これについて高橋氏は日銀にインフレに対する極端な警戒心があることもさることながら、本当の問題は高橋氏の古巣でもある財務省にあるという。インフレターゲットが設定されマクロ政策によって名目成長率が引き上げられると、財政が健全化してしまうかもしれない。「財政が健全化すると財務省は増税ができなくなってしまう」（高橋氏）ため、財務省自身がそれを望んでいないし、それ故に、財務省の手のひらの上にのった状態にある民主党政権では、政治の側からもそういう主張は出てこないというのだ。</p>
<p>一見一般人には理解しがたい論理だが、あれだけ財政健全化を声高に主張する財務省の真意は、実は財政再建そのものではなく、それを謳うことで実現する「増税」の方にあるのだと言う。それは増税こそが、税の特例措置を与える権限強化を通じて、財務省の省益や財務官僚の私益につながるからに他ならないと高橋氏は言い切る。つまり、今回の消費税引き上げでも財政再建にはほど遠いことが次第に明らかになりつつあるが、それこそが財務省の真意なのであって、そう簡単に財政健全化などされると増税する口実を失ってしまい、財務省にとっては不都合になるというのが、一連の増税論争の根底にある「財務省に乗っ取られた民主党政権」問題の本質だと言うのだ。</p>
<p>財務省の手口を知り尽くした元財務官僚で、安倍政権下で財務省とガチンコ勝負を戦った高橋氏に、此度の消費税増税論争の根本的問題を聞いた。</p>
<div id="profile"><a name="news_link"></a><strong>今週のニュース・コメンタリー</strong></div>
<ul id="newslist">
<li>法的拘束力のない国民投票に意味はあるか</li>
<li>エネルギー関連有識者会議続報<br />
議論が核燃料サイクルに戻ってしまう理由</li>
</ul>
<div id="profile"><a name="profile_link"></a><strong>プロフィール</strong></div>
<div id="profile_main">高橋 洋一たかはし よういち<br />
（政策シンクタンク「政策工房」会長・嘉悦大学教授）</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>1955年東京都生まれ。78年東京大学理学部数学科卒業、80年東京大学経済学部卒業。07年千葉商科大学大学院政策研究博士課程修了。博士（政策研究）。80年大蔵省入省後、理財局資金企画室長、98年～01年プリンストン大学客員研究員、06年首相補佐官補（安倍内閣）などを経て、08年退官。東洋大学経済学部教授を経て、09年政策シンクタンク「政策工房」を立ち上げ会長に就任。10年４月嘉悦大学教授に就任。著書に『消費税「増税」はいらない！』、『<a href="http://www.videonews.com/book/561/2274.php">数学を知らずに経済を語るな！</a>』など。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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		<item>
		<title>われわれはどこから来て、どこへ向かうのか</title>
		<link>http://the-news.jp/archives/9211</link>
		<comments>http://the-news.jp/archives/9211#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 21 Jan 2012 23:42:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>神保 哲生</dc:creator>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[インサイドレポート]]></category>
		<category><![CDATA[最新ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[神保哲生]]></category>
		<category><![CDATA[どこ]]></category>
		<category><![CDATA[われわれ]]></category>

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		<description><![CDATA[＜神保哲生＞ マル激トーク・オン・ディマンド 第562回（2012年01月21日） われわれはどこから来て、どこへ向かうのか ゲスト：篠田謙一氏（国立科学博物館人類史研究グループ長） 動画はこちら われわれ人類は10万年 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>＜<a href="http://www.jimbo.tv/"target="_self"rel="external"title="" >神保哲生</a>＞</p>
<ul>
<strong>マル激トーク・オン・ディマンド 第562回（2012年01月21日）<br />
われわれはどこから来て、どこへ向かうのか<br />
ゲスト：篠田謙一氏（国立科学博物館人類史研究グループ長）</strong></ul>
<p><img src="http://the-news.jp/wp-content/uploads/1428.jpg" alt="" title="1" width="150" height="100" class="aligncenter size-full wp-image-9213" /></p>
<p><a href="http://www.videonews.com/on-demand/561570/002255.php">動画はこちら</a></p>
<p>われわれ人類は10万年という単位の時間に責任が持てるのだろうか。<br />
福島第一原発の事故で原発の是非をめぐる議論が活発に交わされるようになったが、原発が存続する限り原発から出る使用済み核燃料は、10万年程度は地下で保管しなければならない。また、原発の副産物プルトニウム239の物理的半減期は2万4000年、核燃料に用いるウラン238にいたっては45億年だ。</p>
<p>今、こうした万単位、あるいは億単位の時間を議論するわれわれが一体何者なのかを考える上で、今週のマル激ではわれわれ人類の起源に思いを馳せてみることにした。これから10万年の間、放射性物質を地下保管しなければならないことを前提に原発を続けるということは、10万年前のネアンデルタール人が、現代の人類にまで影響が及ぶ行為を選択することと同じだ。少なくともそのスケール感を認識した上で、10万年単位でわれわれ人類がどこから来て、どこに向かっているかを考えてみた。</p>
<p>10万年前といえば、まだネアンデルタール人がヨーロッパにいた。今の人類よりも脳の体積もずっと小さく、骨格もまだ猿人の名残を残す旧人だ。同時に、アフリカで20万年前頃に登場したとされるわれわれ現生人類の祖先である新人ホモ・サピエンスがアフリカからの脱出を図り始めたのも10万年前頃だったそうだ。700万年から1000万年くらい前に類人猿から枝分かれした人類は、猿人から原人、旧人へと進化を遂げ、この頃ようやく地球上に登場してきたのが新人と呼ばれるホモ・サピエンスだった。現代のわれわれ人類と同等の知能をもったホモ・サピエンスは、おそらく冒険心からか、あるいは環境の変化によってやむなく、出アフリカを選択し、そこから人類は地球上に広がっていった。この時アフリカを脱出したホモ・サピエンスの数は一説によると150人程度だったという。</p>
<p>実は最近のDNA解析技術の進歩で、DNAを辿っていくと、今地球上に生きている現生人類はすべて15万年～20万年前にアフリカに生まれた「ミトコンドリア・イブ」と呼ばれる一人の女性の子孫であることが明らかになっているそうだ。細胞のミトコンドリアDNAを辿っていくことで、20万～15万年ほど前にアフリカで生まれた人類は、10万年前頃から各地に広がり始め、そして、おそらく4～3万年前に日本に初めて新人が渡ってきたということだ。</p>
<p>人類はハプログループと呼ばれる遺伝子パターンの違いからグループ分けをすると、４つのグループに分けられる。これは今われわれが考える人種や民族とは大きく異なる。そして、4つのグループのうち3つはアフリカのみに存在する遺伝子パターンをもったグループで、残りの１つのクラスターの中に、アフリカの一部とアジア、ヨーロッパ人が含まれる。</p>
<p>更にその遺伝子パターンを細かく分類していくと、日本人は東アジアに多いハプログループD、環太平洋に広がるハプログループB、マンモスハンターの系譜のハプログループA、北方ルートで日本に渡ってきた人たちの系譜であるハプログループN9など、ヨーロッパ人の系統であるハプログループHVなど、概ね20種類くらいのグループに分けられる。つまり、同じような日本人の顔をして日本語を話す同じ日本人同志でも、実際は遺伝子的にはかなりの差異があり、ハプログループDの日本人のDNAはハプログループAの日本人よりもむしろ東アジアの人々のそれに近く、逆にハプログループAの日本人は、DNA的には他の日本人よりもカムチャッカ半島に住むロシアの人々により近いという。</p>
<p>肌の色や言語といった人間の形質は、その地域の気候や自然、地理的条件によって時間をかけて形成されてくるものだが、人間をDNA的世界観で見直してみると、そこにはまた違った顔があることに気づく。ゲストの篠田謙一国立科学博物館人類史グループ長によると、肌の色や体型、言語といった、これまでわれわれが人間を識別する上でもっとも重視してきた特性の違いは、数千年単位で出てくるものだが、DNA解析によってあらためて人間を万年単位で見直してみると、また違ったものが見えてくるという。</p>
<p>これはよく言われる日本人が単一民族かどうかについても、新たな視点を提供してくれるかもしれない。実際DNA解析が可能になり人類アフリカ起源説がかなりの精度で証明されるまでは、北京原人やジャワ原人など、それぞれの地域で類人猿から進化した人間がその地域に定住したとされる人類複数起源説が大まじめで唱えられていたという。これがある時代において、人種の差異が絶対的なものであることを強調したい人たちにとっては、非常にありがたい説だったことは想像に難くない。</p>
<p>しかし、これは逆に考えると、例えば同じ日本人でも分子生物学的にはつまりDNA的世界観に立てば、単一と言えるような共通性は持たないが、そのばらばらな遺伝子をもったわれわれが、長い年月を経て一つの共通の文化を獲得したことの価値も改めて再評価できる。実際は分子生物学的にはバラバラなわれわれ、つまりこれまで思っていたほど画一性が自明ではないわれわれ日本人が、後天的にこのような共通の文化で新しいグループを形成することに成功したと考えると、それがいかに貴重な、そして場合によっては守っていかなければならないものなのかを痛感せずにはいられない。<br />
いずれにしても今われわれが失ってはならない視点は、言語や文化、ひいては肌の色や体格といった肉体的な特性でさえ、ここ数千年の間に起こった変化にすぎず、現生人類20万年の歴史、あるいは日本人の4万年の歴史からみれば最後の最後に生じた、言うなれば枝葉末節な変化に過ぎないということだろう。</p>
<p>数万、数十万年のスケールで人類や日本人の起源を研究してきた篠田氏と、人類や日本人がこれまで歩んできた道を探った上で、これから行き先がどうあるべきかを考えた。</p>
<div id="profile"><a name="news_link"></a>今週のニュース・コメンタリー</div>
<ul id="newslist">
<li>SOPAから見える新旧メディアの質的な違い</li>
<li>エネルギー関連有識者会議続報<br />
推進派も反対派も主張の真意が問われ始めた</li>
</ul>
<div id="profile"><a name="profile_link"></a>プロフィール</div>
<div id="profile_main">篠田 謙一しのだ けんいち<br />
（国立科学博物館人類史研究グループ長）</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>1955年静岡県生まれ。1979年京都大学理学部卒業。医学博士。佐賀医科大学助教授などを経て現職。著書に「<a href="http://www.videonews.com/book/561/2256.php">日本人になった祖先たち</a>」（NHKブックス）、共著に「骨の辞典」など。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><BR></p>
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